鉄鋼市場

コスト高騰に対応するための割増金調整

従来と同様、当社は原材料市場での極めて大きな価格変動に対処しておりますが、特に熱間延圧鋼の価格は以前と変わらない市場動態が原因で、ほぼ予測が立たない状況でございます。WIKUSは、鉄鋼取引における価格変動と供給ボトルネックのかなりの部分を、例えば、生産能力強化などいくつもの措置によって緩和していますが、不安定な価格要因がいつ終わるかが未だに見えません。このため当社では、供給能力の維持のために変動的価格高騰対処としての割増金を今後も導入していかざるを得ない状況にございます。

多くのお客様からはこの措置を承知していただいておりますが、同時に変更のご要望もいただいております。当社はお客様からのフィードバックを極めて真剣に受け止めており、このため2023年11月1日からいくつかの調整を実施し、特にお客様の計画立案の余地を高めるようにしました。

変更点 設定のローテーションおよび根拠

2023111日よりこの確認および価格設定を四半期に一回ではなく半年一回とすることにいたしました。
同時に出荷日が基準であった従来とは異なり、発注日が割増金額を定める際の基準となっております。

価格高騰対処としての割増金の根拠は、従来通り熱間延圧鋼向けの鉄鋼価格動向です。できるだけ透明性を確保するために当社は、従来通り、予定される価格調整の4週間前に、熱間延圧鋼の指標を確認して明確化します。

お客様のメリット:

  • 短期的変動はお客様に転嫁されません
  • 受注確認書に規定される価格は出荷時点が次回の価格調整より後であっても有効です

さらに、2024年7月1日を次回の見直し日とさせていただくことにしましたので、お客様におかれましては今後8ヵ月間は現在の割増率0 %を享受していただけます。
 

確認日

調整日

2024年6月1日

2024年7月1日

2024年12月1日

2025年1月1日

 

最新の価格の推移とトレンド

最新の鉄鋼モニターレポートによると熱間延圧鋼の価格が若干下がる傾向が今後とも続くことを示しています。当社はこのポジティブな価格傾向をお客様の価格に反映します。  

割増率0%2023111日に変更せず、このため今後も付加されることはございません

割増金の金額

一定の間隔で決められる割増金の根拠となるのは、先に述べたように基準日における熱間延圧鋼の現行指標です。次の図に計算の根拠とするしきい値を表してあります。当社は、この措置によって原料市場における価格の下落がお客様に定期的に還元されるようにします。

図1:バイメタルバンドソーの追加料金計算例
図1:バイメタルバンドソーの追加料金計算例

次のステップ

当社は通信の透明性を引き続き保つつもりです。そのために、当社はこれからも最新情報を定期的にお客様に提供し、鉄鋼の価格をチェックして、それに即した変更をします。

未解決な問題を明らかにするにはお客様の販売部門の窓口担当者に 連絡 を取ってください。

まだご質問がありますか

当社テクニカル・コンペテンス・センターズの専門家が、バンドの選択と使用に関する技術的な疑問点に関してアドバイスします。

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