
カッセル大学の機械工学科および労働・組織心理学科との協力により、WIKUSの受注生産における作業工程では現在最適化への取り組みが行われています
シュパンゲンブルク、2024年11月26日 – 職場におけるエルゴノミクスというと、多くの方はまずデスクワークでの座り仕事を思い浮かべられることでしょう。WIKUSは、WIErgoプロジェクトにおける健康管理の一環として、このトピックを総合的に捉えています。腰痛などの筋骨格系疾患は、病欠で最も多い理由のひとつとなっています。これは、健康保険会社のTechniker Krankenkasseによる「健康レポート2024」の結果でも明らかとなっています。管理部門におけるエルゴノミックな業務環境に加え、WIKUSでは生産工程のワークフローも分析し、従業員の身体的負担を最適化する取り組みを行っています。
機械工学科と職業・組織心理学科が共同でパイロット プロジェクトを立ち上げ:受注生産におけるバンドソーの溶接で負荷が集中する箇所を特定するため、担当する従業員に、作業中の身体への負荷をセンサーで測定する専用スーツを着用してもらいました。測定データを分析した結果、特に背中の曲げ伸ばし、頭上での作業、手首の回転は、特定の箇所でより高い負荷につながることが明らかになりました。
今後、受注生産における作業プロセスを最適化するため、人間工学に基づく作業と健康増進に関する従業員向けトレーニングを定期的に実施する予定です。それだけではありません。現在、作業工程をさらに容易にする外骨格スーツのテストも行われています。
Claudia Kaiser, 企業広報室