機械のパートナー
家族経営の中規模の特殊マシーンメーカーKARMETAL社は、1975年の設立以来自動車産業と軍備産業のスペアパーツの製造に携わってました。1997年以降 KARMETAL社は、バンドソーと丸鋸機の製造とサービスに集中的に取り組んでいます。
今日、トルコ市場のリーダーはイノベーティブな機械を60を超える国で販売し、サービスをドイツや米国の支社でも提供しています。
チャレンジと要件
今日のソーイングのユーザーの要求の変化に対応して、KARMETAL社は、例えば、鍛造企業だけでなく機械製造や鉄鋼取引などの工業用の用途に特化した高性能バンドソーマシーンを開発しました。これによってこのメーカーは、マシーンのポートフォリオを高性能バンドソーマシーンULTRA 300x300へと拡張しました。
この新しいモデルによって直径が300 mmまでの工業製造における連続カット用の高性能バンドソーで経済性が改善されることになりました。さらに、この新しい世代のマシーンによって従来この直径範囲で使用されてきた大型丸鋸機Paroliの性能が提供されることになりました。
目標は、金属加工の世界見本市であるハノーバーのEMO 2019で初めてこの新しいイノベーションを出展し、ターゲットグループの顧客の関心を呼び起こし、これによって購買を促すことにありました。
この時まで、直径300 mmまでの焼き入れ鋼と焼き戻し鋼並びに高合金建設鋼を迅速に切断するのに、バンドソーの振動のない使用を実現する機械開発の最終段階にあると考えていました。こえまで市場で購入されていたバンドソーは、極端な振動の発生が一部で見られました。このような条件下でバンドソーの耐用年数の短縮と並んで一般に求められているノイズの放出も遵守することができませんでした。
解決策
最高の切断加工性能のためのWIKUSの超硬金属バンドソー
KARMETAL社のポートフォリオで最新世代のマシーンであるULTRA 300 x 300に高価値で強力な超硬金属バンドソーが必要でした。WIKUSのFUTURA®、FUTURA® PREMIUMまたは ARION® FGが、切断加工性能、ノイズの放出、耐用年数の要件を満たす唯一の製品でした。
特殊な硬質材料並びにバンド背面にコーディングを備えているFUTURA® PREMIUMもまたARION® FGも、製造において連続運転で最高の切断性能によって連続切断するのに使用することができ、無人製造においても高い信頼性を示すことができました。
最高の切断速度のためのWIKUSの薄切りテクノロジー
さらに、ARION® FGのWIKUSの薄切りテクノロジーによって、実施された性能試験で同じ時間でより多くのソーイング切断が可能になると同時に、切断間隔の減少によって切断材料の持続的な取り扱いが可能となりました。前述のバンドソーは、先に述べた特性によって高性能ソーイングの用途における大量生産や大量切断に理想的であり、KARMETAL社の技術的な要件を満たすことができました。
ARION® FGの切断間隔が約31%減少したこと(薄切りテクノロジー)とULTRA 300x300によって実現された切断速度によって、屋内の性能試験でULTRA 300x300は最大590 cm²/分の切断加工性能を達成することができました。この性能は、直径250 mmの材料CK45 / DIN Nr. 1.1191で達成されました。さらに、ARION® FGは、ULTRA 300x300が丸鋸機の切断速度を上回り、生産性が高い時の切断間隔が最大で60 %減少させるのを可能にしました。